2016.6.8.wed フジファブリック“三日月ADVENTURE” @EX THEATER ROPPONGI
フジのバンドでのライブは去年12月のボガツアーファイナル以来、半年ぶり
しかもなんか今回は とにかくやばい という噂をきいていたので、想像がつかなくて期待は大でした
会場入ると7列目くらい、、興奮、、、
これまで尽く番号の悪かったわたしのフジ史上ステージに最接近だった
今回はかとさん側にスタンバイ
19時をすぎたところでいよいよ開演、ステージが明るくなると、4人がおそろいのハットとジャケットを身につけ、ダイちゃんを先頭に行進してきて会場ザワザワ
かとさんのホイッスルの合図で全員足踏みを止め、それぞれ定位置につく
そして、4人そろってハットを、投げた!!
客席に!!!
しょっぱなからなんだこれ感
そして始まった1曲目は"徒然モノクローム"
いよいよアドベンチャーが幕を開けた〜〜〜というワクワク感!
個人的には、あの2番Aメロのベースも間奏のベースも間近で見られて感動した、、!
間奏ではまさかのかとさんが前に出てきた、、最初から飛ばすフジファブリック
続いた懐かしいイントロは"スワン"
なんだか初心を思い出すようなこの曲が、今日の未知なる冒険への期待をさらにふくらませた
終わると、総さん「くまの…」
客「?」
総「わくせい」
客「(歓声)」
そう、この曲があるのを忘れていた、、、
あのヘンテコなイントロからすべてを持っていかれる
ヘンテコなメロディーとヘンテコな歌詞に見事に乗せられて、サビでは会場は大盛り上がりだった
総「こんばんはフジファブリックで〜す!ありがとう〜!(なぜか口調がチャラい)あの〜、最初帽子を投げましたよね!とった人!いますね〜。それ、帽子のなかになんて書いてある?(客「・・要返却!」)そう!それは要返却なんですよ〜。アドベンチャー今日で終わらないのでね、まだ使うんですよ(笑)。 そう、そうやって回して、あ〜!投げるのうまいね!あ〜フジファブリックのお客さんは優しいね〜」
あのショルキーのように帽子がステージまで回されてた笑
総「今日はいい曲しかやりません!まだまだアドベンチャー始まったばっかりなので、今日はよろしくお願いします!懐かしい曲も新しい曲もやろうと思いますが、まずは新曲の"ポラリス"を聴いてください!」
やっぱり"ポラリス"はイントロのギターリフが好き、、
総さんの手元に釘付けになってしまった
からの"シャリー"!
重厚な曲始まりからの軽快なギターリフ、あの瞬間がほんとに好き
総「次は、すごいひさしぶりにやる曲です。"追ってけ 追ってけ"という曲をやります」
あ〜〜〜ついにこの曲きた、、という感じ、じわじわとした興奮
サビを歌う総さんの首の動きが完全に志村さんのそれで、照明の加減もあって総さんがすごい志村さんに見えた
歌が終わって最後、それぞれのパートがカオスに絡み合ってからのピタッと演奏がやむあの瞬間を目の当たりにして、鳥肌がたった、、
続いて総さんがギター歪ませまくって始まるあの曲、"robolouge"
イントロでは総さんとかとさんが同時に手拍子を煽る
今回はイントロ長め、というのも、総さんが「イェァ〜」「アッハァ」等のお色気ボイス(?)を連発しだしたり「セイ、ホーォ」などと客を煽ったりしたから笑
アウトロでは「はかせ!!」からのダイちゃんソロ!
その途中に、ダイちゃんと総さんの雄叫びが被るという事件が発生、演奏に酔いしれてた会場は一気に爆笑
こんなハプニングもあるんやなぁ、、笑
終わると、ここで総さんはアコギに持ち替え
このときに、シールドを刺してもらった瞬間に総さんがビクッてして、ペンギンみたいに両手をピョコッてさせてておもしろかった笑
総「では、今回ポラリスと一緒に出した曲で、"PRAYER"という曲を聴いてください」
この曲ほんとにいいよね。。
生で聴けるのほんとに楽しみにしてた
やっぱり最後の「いつか年をとっても 歌えなくなったとしても」のところでグッときてしまった
総「"PRAYER"は、祈りとか願いをテーマにした曲なんですけど、近くにいる人でも、遠くにいる人でも、あとはなんかモノでもいいんですけど、元気であってほしいとか、無事であってほしいとか。ふだん電話したりとか会いにいったりとかもすると思うんですけど、それはみんな祈りの気持ちがあるからなんだと思って、作った曲です。自分で言うのもあれですが、まじめに作ったなあって感じです(笑)。"ポラリス"も"PRAYER"も、なんか背中をちょっと押してくれるような曲になったらいいなと思ったんですが、もうすでに自分たちが押されてる感じもあります。あっ、もう聴いてくれましたか?・・・もうちょっといてもいいなぁ〜!(笑) あのね、今回特典DVDに、"PRAYER"のレコーディングドキュメントが入ってるんですよ。メンバーとかレコーディングスタッフさんの頭にこうやって付けてね。それで目線がね、こうダイちゃんのほう向いたりとか、そうやってレコーディングしてるとこを入れるはずが、なんかね、あれ20分くらいあるのかな?のほとんどが、出前のメニューを決めてるところっていう(笑)。 結構、お笑いのDVDみたいになったよね。それで、みんなカメラ付けてるのすぐ忘れるんですよね。そのまま、トイレ行っちゃったりとか。もう付けて10秒ぐらいでトイレに行った人を紹介します、ドラムBOBO!」
B「どうも(笑)。 トイレに行った人を紹介って(笑)。 でもあのDVDさ、俺見返してきたんだけど」
総「見返してきたんすか!」
B「そう、今日の六本木のために。あれさ、ほんとにおもしろいよね」
総「(爆笑)」
B「いや、俺も出演してるじゃん、」
総「キャストですよ」
B「そう、キャスト。なのにさ、ほんとにおもしろいんだよね」
総「あのねぇ、フジファブリックのライブ初めてって方いますか?(パラパラ)あぁ、ありがとうございます。あのね、BOBOさんってライブでこんなに喋らないんですよ、ほんとに『こんばんはぁ』みたいな(笑)。 でも今のでわかったと思いますが、BOBOさんはほんとはおしゃべりです!それでBOBOさんは、シグネチャーモデルのスティックを出したんですよね!なんか、スティックに顔が入ってるんですけど、なんか『どうも。』って感じの(笑)。 あれツイッターのアイコンのやつですよね。なんかね、BOBOさんをぜんぜん知らない女子高生とかが、『これなんかかわいい〜!』って言って買ったりしてるらしいんですよ(笑)。 楽器屋さんが言ってたんですけど、女子高生がBOBOさん見て『なんかかわいい〜!』って、あはは(笑)」
そしてたしかこのへんで、とあるお客さんの爆笑が会場に響き渡る笑
総「・・大丈夫ですか(笑)。めっちゃアハハ言ってますけど」
ダ「なんか笑い袋みたいだよね」
総「ああ、あの袋押すと、アハハハハ言うやつね(笑)」
ここおもしろすぎてしばらく思い出し笑いが止まりませんでした笑
総「ほんとに、BOBOさんは公私ともに僕らを支えてくれてる人です」
総「キーボード金澤ダイスケ!!」
ダ「こんばんは〜!あのDVDさぁ、・・・えっまだDVDの話するのかって?(笑) あれ、俺らは完全版をもってるわけじゃん」
総「ああ、編集する前のね。ディレクターズカットね」
ダ「そう、ディレクターズカット(笑)。 俺、なんか泣いてるしね」
総「あれカットされたんやっけ?」
ダ「いや入ってる」
か「終盤で泣いてた」
ダ「あれねぇ、笑い泣きです!あははは!なんか笑いすぎると泣いちゃうんですよね。レコーディングのときよくある(笑)。 まあライブでは、泣かないですけど」
総「なにそのフリみたいなの(笑)」
ダ「いやいや!まあ、今日はそれぐらいの気持ちでやりますよ!」
会場「(歓声)」
総「ベース加藤慎一!」
か「どうもどうも。僕、は、DVDの話はしませんよ。でも今の聞いて、見たいなって思った人は、シングル買わないと見れませんからね。あとはどうすればいいかわかりますね?」
会場「フゥ〜!」
か「山内総一郎!」
総「ありがとうございます。そういえば僕ね、おとといEXシアターに来てたんですよ。ライブ観に。デートで!(会場「(ザワザワ)」)はい・・・秦基博と。おじさんデートをしてきました(笑)。 ちょうどね、そのへんにいた(ステージ向かって左端あたり)」
総「座りやったんだけど。なんかね、あさってここでライブやるのかぁ〜!って思いましたね(笑)。 そばにい〜たいよ〜♪(鍵盤入る)君のためにできることが〜・・ふふーふふーふふーんふーん♪ デートするくらいやったら歌詞ぐらい覚えとけやって話ですね(笑)。 それで秦くんとは焼き鳥食べて帰りました」
総「あ、あとこれも言わな。僕らのアルバム、1stから8枚目のLIFEまでが、アナログで出ます!これがすごくよくてですねぇ、レコードを作る過程とか、マスタリングっていうんですけど、僕らも見にいったんですけど。特にテープで録ってるやつ、1stとか2ndとか、僕らはちょくちょくテープで録ってるんですけど、すごい音がいいのでぜひ聴いてもらいたいですね。なんか、HMVとか行ったらあると思うんですけど、視聴とかってできるんかなぁ?」
ダ「できるのかなぁ」
総「したいよね」
ダ「したいよね」
総「まあそのへんは、調べてください(笑)。それで視聴できなかったら、買ってください!じゃあその、1stに入ってる曲で、"花"という曲をやります」
花、、まさか聴けるとは、、。
アコギが1本しかないのがなんともさみしかった
でも、繊細なアルペジオに見とれてしまったし、サビでベース、鍵盤、シンバルが入ると壮大な感じになって、すごくよかった
曲が終わると総さんが「志村正彦!」と叫び、会場は拍手で包まれた
続いて総さんが鮮やかな青いギターに持ち替えると、始まったのは"ブルー"
何度も聴いてるけど、何度でも聴き入ってしまう
総「このギターね…生まれてはじめて買ったギター!ブルー!これ、見て。2階の人とか見えないかもしれないけど、ここ、ヘッドっていうんですけど、『魂』って書いてあります!わはは!やばいねぇ。いやー、アドベンチャーに連れてきちゃったねぇ。そして、僕は、フェンダーと契約を結びました!!(会場「(歓声)&(拍手)」)すごいやろ!!みんな、エンドースメント契約ってなんだかわかってる?なーんかわからんけど契約なんやろなって思ってない?・・まあ、なんかの契約なんですけど(笑)。 どういう契約かというと、これから一緒に何かできたらいいなっていう、いやいいなじゃなくてやりましょうっていう(笑)。 そういうものなんですけどね、そろそろ何かできるんじゃないかと・・彦星と織姫の頃には、何かあるんじゃないかと!まあ、また楽しみにしててください!僕もずっとフェンダー使ってきたので、うれしいです!」
わ〜シグネチャーモデルくるんかな〜〜赤いヤツかな〜〜!
エレキは弾かないんだけど欲しいよねでも高そう〜〜とか妄想しまくり
そして突然歌い始めたのは"LIFE"
さっきまでギター人生のきっかけとなった青いストラトをかき鳴らしてた総さんの歌う「ちっちゃい頃に思ってた 未来の姿と今はなんだか 違うようだけれどそれもいっか」は、いつも以上に胸に迫った
かなり遊んだテンポでおどけてみせたあと、バンドが入って改めて曲が始まった
この曲でワイプしてるときの幸福感はなんともいえない
総「楽しいですありがとう!!アドベンチャーはまだまだ終わらないぜ!言ったら、ラスボスの前ですからね。ツーで言ったら」
ダ「だから何のツーだよ(笑)」
総「ハーゴンじゃなくてシドーの前ですから」
ダ「ドラクエかよ」
総「なのでみなさん、ここからがアドベンチャーですよ!いけますか!!」
客「イエーイ」
総「声小さくない?Don’t be shyですね(笑)。もっと声出てもええやろ!東京—!!」
客「イエーイ!」
ダ「東京—!!」
客「イエーイ!」
か「TOKIO—!!」
客「イエーイ(笑)」
B「、と、きよ」
客「(笑)」
総「ちょっとBOBOさん、なんか飲みながら言いましたよね(笑)。 なに飲んでるんすか。あ〜速攻、元気!みなさん、あのパワフルドラマーBOBOさんがここで速攻元気を注入したということは、どういうことかわかりますよね!!」
会場「(歓声)」
威勢のいいMCに続いて投下されたのは"夜明けのBEAT"
わたしのまわりでは突如モッシュが起こり、一気に風景が変わる
ひたすら音に乗っかるモードになって思考を止めとにかく跳ぶ
ライブハウスのフジが久しぶりだったからか、この感覚もひさびさに思えたけど、これを感じるためにこれからも生きていきたい(唐突)
からの、ワクワク感しか感じさせないイントロは"WIRED"、そして1年前ここではじめて聴いた"夢みるルーザー"と続く
ルーザーはサビで赤い照明がパッと開けるのが、去年のステージと同じ気がして、あのときの光景を見ているようだった
終わると、間をおかずに総さんがギターを鳴らす
これは・・と思うやいなや白い光線が総さんに降り注ぎ、始まったのは"Splash!!"!
ひさしぶり!!
嬉しい!!
合唱のとこでは1階、2階とやったあと、男—!女—!と、たくさんやった
終わって間髪入れずに飛び込んできたのは"バタアシParty Night"、フジファブリック、異例の勢いの止まらなさ
わたしはかわらず跳び続けながらも、このチャンスを逃すまいとかとさんの手元に必死に視線を注ぐ
目の前でバタアシのベースを見られるなんて、、嬉しすぎてあんまり記憶がない
後半は恒例の総さんハンドマイク、練り歩く総さんのマイクに向かってみんなで叫ぶ
さらに"星降る夜になったら"が続き、オーディエンスのジャンプは止まらない
この曲で跳んでいるときの幸福感もなんとも言葉にできない、、。
そしていよいよ、「最後の曲です!」という言葉とともにギターをつま弾きご機嫌な予感をにおわせる総さん
そのままかとさんと向かい合ってフレーズ対決に!
最後のかとさんの高速な左手に見とれた
ドラムが入ってさきほどの予感は的中、始まったのは"Surfer King"!
ダイちゃんのショルキーが登場したことは歓声でわかる
総さんはとにかくハイテンションで、ぴょんぴょん跳びまくり、BOBOさんの背後で跳んだり、かとさんの背後に回ったかと思うと2人で息ぴったりのチューチュートレインを披露
最後には総さんの隣にダイちゃんが並び、続けてかとさんも並んで、ステージの中央に三人が集結してカオスな音を鳴らした
ライブの勢いそのままの大きな拍手が、本編を締めくくった
アンコール、再びメンバー登場
総「アドベンチャー、みなさんよく耐えましたね!いや、耐えたというか、乗り切りましたね!なんかさっきさ、ダイちゃんとイエーイが被ったんですよ(笑)。そのときなんかね、これがバンドだな〜!て思ったよね」
ダ「バンドやってるとこういうの増えるよね」
総「もう、気持ち悪いっていうのもなくなってるよね。むしろ嬉しい」
ダ「うん、嬉しい」
会場「(ザワザワ)」
ダ「なんかザワザワしてますよ」
総「しょうがないやん!こうなっちゃってんから!(笑)」
総「あ、話はぜんぜん変わるんですけど・・」
会場「(ザワザワ)」
ダ「こういう子なんです!」
会場「(笑)」
このやりとりもここだったかな?笑
総「なんかたくさんカメラあるの気づいてます?なんなんだろうって思ってるでしょ」
ダ「なんなんだろうね・・・(イヤモニをゴソゴソする)」
総「・・なに絡まっとんねん!」
総「今日のこのライブはですね、のちに、CS朝日やっけ?で放送されるみたいです」
会場「(歓声)」
総「だから、みなさんも爪痕残してってくださいよ!」
ダ「さっきの笑い袋さんとか、ちゃんと残したよね(笑)」
笑い袋さん、、笑
総「では、もうちょっとだけやろうと思います。三日月アドベンチャーなので月つながりの曲をやります。"同じ月"という曲です」
客席は静かなどよめき
CHRONICLEの曲がついに、、というみんなの気持ち
志村さんの声のイメージしかない曲なのに、総さんが歌ってもスッと入ってくる不思議さ
その不思議さが不思議だった
志村さんが裏声で歌っていたところは総さんも裏声で歌ってて、って別に特別なことではないけど、なんか印象的だった
「君の言葉が今も僕の胸を締め付けるのです」にグッときた。。
そして、続いたイントロは"Green Bird"
反則感
あの曲のあとで、「僕にとって真実なのは思い出のかけらだけ」って、、ね、、
"同じ月"のときにあのレコーディング風景を思い出したりしてたから、余計に胸を打たれた
もちろん、この曲のポイントである最後のダイちゃんのコーラスも耳におさめました
総「楽しかったですどうもありがとう!!やっぱりもうね、外は雨が上がって・・そしたらあれが見たいですよねぇ、雨が上がったら出るやつ・・・」
恒例のフリからの、ラストは"虹"!!
念を押されたように会場は盛り上がる
ダイちゃんは華麗な足プレイを決めてからの、「逆弾き!!」と叫んで鍵盤を華麗に飛び越え、逆弾きを披露
最初じゃっかん音がズレて総さん大爆笑
爆笑しすぎて立ち上がれなくなってたのってここだっけ
膝から崩れ落ち、立とうとするも立てずに諦めて座ったままギター弾いてたな笑
今日も総さんは何度もガハハ笑いしてて、こちらも何度もつられて笑った
総さんがステージの端をギター弾きながら練り歩いて、客席のイエーイ!!を煽ってたのもこの曲だったっけ
すごい嬉しそうだった
そして、最後はかとさんも前に出てきて、わたしのアドベンチャーはかとさんを間近で見上げながら終わった
曲が終わると、4人で手をつないでお辞儀、今回も満開の拍手でライブは幕を閉じた
↓セトリ↓
1.徒然モノクローム
2.スワン
3.熊の惑星
4.ポラリス
5.シャリー
6.追ってけ 追ってけ
7.robologue
8.PRAYER
9.花
10.ブルー
11.LIFE
12.夜明けのBEAT
13.WIRED
14.夢みるルーザー
15.Splash!!
16.バタアシParty Night
17.星降る夜になったら
18.Surfer King
EN1 同じ月
EN2 Green Bird
EN3 虹